バイオリンの最大の魅力は、響きの自由さにあると思う。
ギターのように指を押さえるフレットもなければ
ピアノのように最初から音程が固定されてもいませんしね。
音色は弓で弦を弾く右手でこそ創られるとよく言われますが
それに加えて重要なのは
音の高低をどのように捉えるか(要するに音程の正確さ)ということに尽きるのではないでしょうか。
ヴァイオリンは左指の押さえる強さや角度を変えることによって自在に音程を操れるので
音程の取り方ひとつで旋律の雰囲気まで変化させることが可能です。
楽譜にある音ひとつひとつの音を吟味しながら創り上げると、えもいわれぬヴァイオリンの節回しが出来上がる
そんな特長を持ったヴァイオリンは本当に魅力的です。
響きや音色を語る上で欠かせないもう一つの要素
「ヴィヴラート」
音をより遠くへ飛ばして旋律をより魅力的に、生き生きと聴かせる効果を狙ったものです。
ヴィヴラートのやり方には
膝から大きく動かす膝のヴィヴラートと
手首を動かすヴィヴラート、そして指のみでかけるヴィヴラートの3種類あると言われ
私もレッスンでそのように指導していますが
ヴィヴラートにも演奏者それぞれのやり方があり、夫々全く違う表現が聞かれます。
同じ曲であっても演奏者が変わると
まるで別の曲ではないかというくらい聴こえ方が違うこともあって大変興味深いですね。
プロを目指す生徒は勿論、ヴァイオリンを趣味で楽しむ生徒さんも含めて
ヴァイオリンを学ぶすべての方々に正しい演奏方法をレッスンで学んでいって欲しいと思っています。
体験レッスンは下記サイトからお申込みいただけます。