そんな事知ってるよ?バイオリンの弓の毛替え。
ではいったいどんなタイミングでやれば良いのかご存知ですか?
季節の変わり目?それとも1ヶ月毎?
いやいや、最後に毛替えしてから〇〇時間練習したから…?
毛替え時期の見極めは大きく3つあって
ひとつ目は弓毛が伸びてしまった時。
弓は演奏の度に毛を張り、終わると緩めるの繰り返しで少しずつ毛が伸びてくるので
いつものように弓の毛を張ってもなかなか締まらない、具体的には毛箱から指の当たる皮巻きまでの隙間が3ミリ以上になった時が目安となります。
もうひとつは毛を緩めた際に纏まりがなくなって一本一本がバラバラになってきた時。
まるで乾燥わかめのように波打った模様が見えてくると、弓の毛に松ヤニが馴染み難くなるのでこれまた具合が悪いんです。
そして最後のひとつは、普通に演奏しているにもかかわらず弦の上で弓が上滑りするようになってきた時。
スリップするので、滑らないように上から押さえつけるように擦る癖がついてしまうため
こうなると出来るだけ早く職人さんの所に持って行って弓の毛を張り替えてもらってください。
馬の尻尾を使った弓毛は産地によって特徴が違うこともあってこだわる人は多いですね。
毛替えを行う職人の腕前にも大きく左右されますし。
上手な職人さんの仕事は、毛の左右が盛り上がるくらいたっぷりの毛量で仕上げてくれます。
弦をしっかりと捉えて弓を押さえつけることなく演奏できるのでとても弾きやすく、正しい運弓が自然な形で身につくため
弓の毛替えは 是非腕の良い職人にお願いしたいものです。
ヴァイオリンを演奏してみたい人、上手になりたい人、興味のある人
榎本ヴァイオリン教室のレッスンはいかがですか。