classicviolin’s diary

バイオリンを教えています

クァルテットのすべて

f:id:classicviolin:20220601140529j:image

昨年から弦楽四重奏に取り組んでいます。

string quartetといえばと言うことでこの書籍を思い出し、改めて読み返しています。

これは1900年代に活躍したスメタナ弦楽四重奏団が著した

タイトル通り「クァルテットのすべて」が書いてあります。

弦楽四重奏に生涯をかけたメンバーが語る内容は重みがありますね。

彼らは寝食を共にし、いつも練習していました。

カルテットはソリストの集まりではなく、れっきとした職人集団とも言え

現代のにわかカルテット(我々もそうです)とは次元が違います。

下の写真のように膨大な曲を全て暗譜で演奏していました。

 

f:id:classicviolin:20220601140542j:image

こんな事ができるのは楽曲を隅々まで理解していないと出来ないことで、

つくづく20世紀の演奏家達の凄さに畏敬の念を禁じ得ません。

 

 

 

音楽に囲まれた静かな町の「田園ホール エローラ」そばでヴァイオリンを教えています 埼玉県 北葛飾郡 松伏町 ヴァイオリン 教室 バイオリン レッスン

 

埼玉まつぶしヴァイオリン教室

 

りょこ先生のバイオリン教室

良い習慣をもちましょう

世の中にはオーディオマニアという人たちがいて、

彼らはCDなどの音源をいかに良い音で聴くかという事を追求しているわけです。

でもよく考えると、CD盤を高速で回転させ続けながら記録されたデジタル信号を正確に

しかもデータを最大漏らさず読み取るなどと言うことは不可能に近く

だからこそトランスポーターやDAC、クロックジェネレーターなどが必要になるわけで

数百万円〜数千万円もかけてセッティングして自分の聴く位置、さらには良く聴くための体調にまで気を使う

こんなシンドイことがあるでしょうか。

 

でも今はそこまで手間やお金をかけることもなく、まるで奏者が自分の目の前で演奏しているかのような音場感を簡単に得られる方法があるんです。

 

現代ではほとんどCDを聴くこともなくなりましたが、

実はCDには本当に沢山のデータが記録されていて

その膨大なデータをきちんと読み取って正確に再生することさえ出来れば

音楽を聴くためのこんなに優れた媒体は無いと言っても過言ではないんです。

 

世の中の潮流としてデータをスマホに読み込ませて再生するのが主流の現在では

高音質で音楽を聴く?なにそれおいしいの⁉︎的な感覚がとても残念でなりません。



ではどうすればいいのか?というと
1.CD盤の目に見えないレベルでの傷・汚れ・反り・回転軸からの偏芯などによるデータの乱れを正しく読み取れるまで何回でもリトライし、あくまでも正しいデータを完璧に拾い上げる装着で読み取らせ
2.その読み取ったデータをWi-Fi環境でiPhoneiPadに送り込んで、そこから再生する。
結論として
・自身がiPhoneiPadを所有している
・オウチにWi-Fi環境がある
これさえそろっていれば3万円くらいで
オーディオマニアが数百万円〜数千万円もかけている以上の圧倒的な高音質を聴くことができます。
まるで演奏者が目の前にいるかのような、息遣いから手の動きまでもが見えるような音場感です。

 

《参考音源》

サンサーンス交響曲第3番オルガン
カラヤン指揮ベルリン・フィル

これは予めベルリンでオーケストラを収録し、翌年パリのノートルダム寺院でオルガンを収録して合成した録音です。


カラヤン指揮によるベルリン・フィルの鮮やかなオーケストレーション
現在修復中のノートルダム寺院にあったオルガンによる豪華なコラボレーション

素晴らしいです!

f:id:classicviolin:20220606211330j:image

 

 

音楽に囲まれた静かな町の「田園ホール エローラ」そばでヴァイオリンを教えています 埼玉県 北葛飾郡 松伏町 ヴァイオリン 教室 バイオリン レッスン

 

埼玉まつぶしヴァイオリン教室

 

りょこ先生のバイオリン教室

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ウクライナ 祈り

f:id:classicviolin:20220601141600j:image

八月の演奏会で予定しているプログラムのひとつに

ウクライナ人作曲家Vasyl Barvinskyによる「祈り」という曲があります。

この曲を是非取り上げたいという我々の考えに賛同いただいた

ウクライナのフェニックス弦楽四重奏団から楽譜を提供していただきました。

 

厳かななかにも郷愁を誘う旋律が心の琴線に触れる

哀しみと慈しみが同居しているかのような楽曲です。

この曲を演奏会の最後に、静かに締めくくりたいと思っています。

 

暑い折とは存じますが、沢山の方々に聴いていただけたら嬉しいです。

 

 

 

音楽に囲まれた静かな町の「田園ホール エローラ」そばでヴァイオリンを教えています 埼玉県 北葛飾郡 松伏町 ヴァイオリン 教室 バイオリン レッスン

 

埼玉まつぶしヴァイオリン教室

 

りょこ先生のバイオリン教室

メンデルスゾーン交響曲第4番「イタリア」

f:id:classicviolin:20220606202700j:image

ネヴィルマリナー指揮(Sir Neville Marriner)

アカデミー室内管弦楽団 (Academy of St. Martin-in-the-Fields) 

清廉潔白ともいえるような美しさ、良い意味で統率の取れた音楽感は

モーツァルトハイドンなどの演奏で際立っています。

 

そんな中、メンデルスゾーン交響曲第4番「イタリア」


レコード会社はロンドンデッカ(Decca Records)
この会社では「デッカツリー」という
わずか4本のマイクでマーラー交響曲第8番「千人の交響曲」を録音する手法を編み出した高音質録音で定評があります。

 

そのデッカが録音をこなすために複数抱えていた録音チームのなかにアーゴ(argo)というグループがありました。
彼らはイギリスの鉄道マニア御用達の録音チームでもあり

蒸気機関車の走行音の収録を得意としていたため、

石炭や水の残り具合や車輪の音からどこを走行している時の収録音か判別できたとまで言われていたそうです。

そして、題名の録音はそのargoチームによるもの、是非聴いてみてください。

 

 

 

音楽に囲まれた静かな町の「田園ホール エローラ」そばでヴァイオリンを教えています 埼玉県 北葛飾郡 松伏町 ヴァイオリン 教室 バイオリン レッスン

 

埼玉まつぶしヴァイオリン教室

 

りょこ先生のバイオリン教室

すごいっ

毎日がトレーニング⁉︎

 

ヴァイオリンをはじめて半年になる大人の生徒さん

左手小指側の付け根の筋肉が盛り上がってきたそうで

その発達ぶりに本人も驚いています。

努力の成果がこんな形でも顕れているところを見ると

これからの上達が楽しみになってきますね。

1年の半分が過ぎようとしている今、改めて今年中に達成したい目標も再確認してレッスンを進めていきたいと思います。

 

感動する心

美しい音楽を聴く、美しい絵などを見て

感動する心を持ち、創作力を養う

 

持続する力

美しい音楽をヴァイオリン・ピアノで表現するには、時間をかけて反復練習をし、技術を習得しなくてはならない。それには持続力と精神力が必要です。

 

体力

時間をかけて反復練習ができる体力を持つこと。

 

反復練習をするにあたって

一つ一つの音符に対して、弓をどのような速度で弦を摩擦し合理的に音を出すか、

また左手の運指法など、これら技術的なことを頭で考えながら反復練習をすること。

 

自信を持つ

合理的な反復練習(繰り返し練習)によって得た技術で自信を持つ

 

野心

望みを持つ、例えば現在練習している協奏曲などを完璧な演奏ができるように

高い望み(野心)を持って練習する。

 

恩師、鷲見四郎先生の言葉を噛み締めながら歩みを進めてまいりましょう。

 

f:id:classicviolin:20220601132504j:image

 

音楽に囲まれた静かな町の「田園ホール エローラ」そばでヴァイオリンを教えています 埼玉県 北葛飾郡 松伏町 ヴァイオリン 教室 バイオリン レッスン

 

りょこ先生のバイオリン教室

 

埼玉まつぶしヴァイオリン教室

 

アジャスター探しています

f:id:classicviolin:20220531101314j:image

いつまでも身体の機能を保ち続ける難しさ

これを最近感じています。

 

わたしの父は70代ですが、若い頃からヴァイオリンを弾き

一時期は遠ざかっていたものの10数年前から練習を再開

発表会やオーケストラ演奏会などにも出演して活動をしてきましたが

コロナ禍で中断…ですが最近また少しずつ練習を始めています。

 

そんな父が指先の力が弱くなってペグでの調弦が難しくなっているらしく

そうなると全部の弦にアジャスターを付けて対処するしかあるまいと

候補に上がっているのが上記のアジャスター

ところがこれ、W.GERMANYと刻印がある通り

現在手に入れることが困難になっております。

 

どなたかお心当たりのある方、おられませんか?

 

 

 

 

音楽に囲まれた静かな町の「田園ホール エローラ」そばでヴァイオリンを教えています 埼玉県 北葛飾郡 松伏町 ヴァイオリン 教室 バイオリン レッスン

 

りょこ先生のバイオリン教室

 

埼玉まつぶしヴァイオリン教室

 

 

 

 

バッハとアヴェ・マリア

f:id:classicviolin:20220531144811j:image

 

地球上にヴァイオリンが登場してはや500年ほど、西洋音楽キリスト教と共に発展してきた歴史を思えば

ヴァイオリンをはじめとした器楽曲は最近のものとすら思えます。

とりわけバッハは、教会音楽に携わる作曲家兼演奏家として

彼が教会音楽に取り入れた器楽曲の多くはこんにちまで受け継がれ、演奏されています。

 

先日、とあるキリスト教会に於いてバッハを演奏する機会があり

そこで不思議な体験をしたんです。

礼拝の賛美演奏という形で演奏をしたのですが、会堂にバッハが共にいるような感覚がありました。

今まで演奏中にそのような意識を持ったことがなく思わず音を間違えてしまったほどでしたが

礼拝の後牧師先生にも同じような感想を頂いたこともあり、思いを新たにした次第です。

ここ数年は世界情勢も、自分自身にとっても大きな変革を迫られた時期で

何か大きな流れが起きているような気がしてなりません。

プログラムの最後は祈りの気持ちを込めて、バッハ=グノーによるアヴェ・マリア

友人ピアニストのバッハ平均率クラヴィーアに乗せて演奏しました。

 

以下、YouTubeの期間限定公開です。

ご興味のある方はご覧になってみてください。

インマヌエル越谷キリスト教会礼拝特別讃美 - YouTube

 

 

 

音楽に囲まれた静かな町の「田園ホール エローラ」そばでヴァイオリンを教えています 埼玉県 北葛飾郡 松伏町 ヴァイオリン 教室 バイオリン レッスン

りょこ先生のバイオリン教室