classicviolin’s diary

バイオリンを教えています

2019-06-01から1ヶ月間の記事一覧

一流のヴァイオリニスト

音楽を面白くする、これをどんな風に捉えればよいだろう… 演奏を聴いて何かを感じる、心を動かされる これは聴く人によって各々違う印象になるので聞き手の自由に任せるとして 演奏者が演奏する時に使う様々な手法 例えば音色やテンポを変えることで、弾き方…

松ヤニ ちゃんと塗れていますか?

弓毛に塗布する松ヤニ 正しい付け方としては、弓を松ヤニに密着させ弓元から弓先まで細かく動かしながら 弓毛にムラなく粉が入り込んでくれるのが理想的。 そうは言っても松ヤニの粒子を弓の毛に均等に塗り広げるには 運弓(うんきゅう、と読みます)技術に…

ヴァイオリンの響き

バイオリンの最大の魅力は、響きの自由さにあると思う。 ギターのように指を押さえるフレットもなければ ピアノのように最初から音程が固定されてもいませんしね。 音色は弓で弦を弾く右手でこそ創られるとよく言われますが それに加えて重要なのは 音の高低…

弓の毛は張り替えるんです

そんな事知ってるよ?バイオリンの弓の毛替え。 ではいったいどんなタイミングでやれば良いのかご存知ですか? 季節の変わり目?それとも1ヶ月毎? いやいや、最後に毛替えしてから〇〇時間練習したから…? 毛替え時期の見極めは大きく3つあって ひとつ目…

交錯する旋律 バッハはかくも難しい

ヴァイオリニストの永遠のテーマとも言える バッハ/無伴奏ヴァイオリンソナタ&パルティータ 何故パガニーニでもエルンストでもサラサーテでもなくバッハなのか。 ヴァイオリニストが書くバイオリン曲は、当たり前だがヴァイオリンで演奏して映えるように作曲…

冒険みたいな

新しい曲の譜読みをする…ワクワクする体験だと思う。 楽譜に書いてある事を自分で再現するという作業はとてもエキサイティングで ただ音を出すだけでも色々と制約が課せられるバイオリンで曲を上手に弾けた時の爽快感、達成感は得難いものがある。 そこに到…

カッコいい?

RODE 練習曲の第3番 始めから最後まで2ndポジションで通す曲 ただし最後の2つの和音は1stか… バイオリンでの2ndポジションに苦戦する人は多い。 指番号と音が一致し難く、そのため頭の体操になるそうで。 しかも、スラーのオンパレードというなかなかの難曲…

チューンナップ!

レッスンで行う調弦 完全5度が文字通り完全に調和した状態にもっていく大切な大切な作業。 でも、時にはなかなか納得のいく響きにならないのが困りもの。 ここはちょっと落ち着いて、緒留め糸の幅から長さ、テイルピース微妙な傾き そして駒の角度と見ていく…

調和〜心動かされる演奏

自分の通っていた音楽中学校は、ソルフェージュや合唱の授業に加えて 専攻する楽器の個人レッスンを受けなければならない。 そして中学の3年間で演奏の技術を向上させ いよいよ高校生になると 弦楽器を専攻する生徒たちにはオーケストラの授業が課せられ ア…

令和に寄せて

新しい元号になっても変わらないもの… 生徒さんにヴァイオリンを上手になってもらうためにきちんと教える姿勢 音大を卒業してすぐに教え始めたけれど、30歳までは自分の修行期間として講習会に参加したりレッスンにも通っていたし 小さいながらリサイタルも…