classicviolin’s diary

バイオリンを教えています

2022-01-01から1年間の記事一覧

クリスマス・ファミリーキャンドルサービス

クリスマスの日、プロテスタント教会で演奏いたします。 曲目は ドヴォルザーク作曲 四つのロマンティックな小品 チャイコフスキー作曲 なつかしい土地の想い出より「メロディ」 クリスマスソングやお楽しみアンコール曲も用意してます 入場無料、どなたでも…

エルマン・トーン

レオポルト・アウアー先生の弟子のひとり ミッシャ・エルマン1891-1967 美しすぎる音色で人々を虜にした音の魔術師 奏でる音のひとつひとつにヴィヴラートがかかっているかような揺らぎと 甘く、トロッとした蜜のようなポルタメントが心地よい癒しのヴァイオ…

ご機嫌な響きで

旋律楽器のバイオリン、メロディがキレイに聴こえるように耳を研ぎ澄ませましょう。 エチュードや音階でも美しい旋律を見つけると嬉しくなります、この美しいメロディをどう弾こうかと期待にわく気持ちが良いですね。 そんな時に助けになるのが弓毛に纏わせ…

青梅のえりちゃん

今月は中学からの同級生ピアニスト「エリちゃん」のお弟子さん発表会 私はゲスト演奏者として出演します 勉強熱心な彼女は国立音楽大学を卒業後、パリに留学 École Normale de Musique de Parisで学んだ後 タイのマヒドン大学で教鞭を取り お嬢さんと帰国後…

明るい気持ちで

皆さん、ヴァイオリンの練習はどうやって取り組んでいますか? 練習好きです❣️という人 おめでとうございます❣️ 楽しく練習できる人はまずそれが特技です、そういう人は工夫ができるので上手にならないわけがないのです 練習する時に気をつけなければいけな…

三種の神器

この道具は何だと思いますか? ヴァイオリンの「三種の神器」 弦を張るときテールピースの溝をちょっと削ったり、顎当てのネジを締めたり、ペグ潤滑のために塗布するなど 楽器のコンディションを整える際にこれらが大変便利。 ヴァイオリンは言わば「木製の…

演奏会のプログラムはどうやって決めるの?

少し気が早いですがクリスマス礼拝の演奏依頼が来ました。 5月にバッハを演奏したプロテスタント教会です。 客層としては30代〜80代 クラシックの耳の肥えた方もいらっしゃるため、軽めのクリスマス曲では物足りない かと言ってシューマンのソナタみたいな通…

鷲見四郎先生

9月になると思い出す 四郎先生から受けたレッスンは600回をゆうに超え 私のヴァイオリン人生を導いて下さった恩師 鷲見四郎先生 生徒を指導する立場になった今、四郎先生の教えが随所に生きていると感じます。 ありがとう存じます。 音楽に囲まれた静かな町…

ありがとうございました

コンサート、無事に終了いたしました。 この日に向けて決して体調を崩してはいけないというプレッシャーに負けず 当日会場入りした時の音響(室内楽にもかかわらず他のパートが聴こえない)に衝撃を受けながらも 皆さまにジャズとタンゴをお届け出来たことに…

響きを聴く 音を聴く

皆さんバイオリン頑張ってますか。前回のレッスンで学んだ事を反復し定着させる事を目標に1週間過ごしてみてくださいね。 先日の学生さんへのレッスン、 セブシック先生の重音課題を用いて6度の技術的説明、3度、5度の響き、8度の重要さが 今回の課題のたっ…

夏は身体が柔らかい

皆さん、バイオリン練習は捗っていますか? お盆を過ぎてもまだまだ気温が高く そろそろ限界だー!と叫びたくなる気持ちと裏腹に 身体は柔らかいため指がよく開く、動きが良いと感じるかも知れません。夏場の気温を利用して指の拡張、頑張っちゃいましょう。…

プログラムノートより

今月末に予定している演奏会のプログラムに アストル・ピアソラが作曲した「ブエノスアイレスの四季」があります。 当日お客さんへ配られるプログラムノートを書いてみました。 Astor Piazzolla (アストル・ピアソラ):ブエノスアイレスの四季 アルゼンチン…

夏場の練習環境について

またまた暑さがぶり返してきましたね。 バイオリンの練習にも影響が出そうな気温 何とか過ごしやすく整えたいものです。 夏場のお部屋に必須のエアコン、メーカーごとに冷え方の特徴がある事を知っていますか? りょこ先生のレッスン室はダイキンですが メー…

メンデルスゾーン ヴァイオリンコンチェルト

メンコンは好きですか? このコンチェルトには、1楽章のカデンツァ後半に軽やかなアルペジオがあります。 メンコンのアルペジオは弓を素早く移弦させながら反発を利用して弾くので 上手に弾くには弓を軽く持ち、腕〜手首〜指先に至る関節を脱力した状態で膝…

旋律を音楽として表現するには

ヴァイオリンを演奏する際には大抵楽譜があります。 アドリブ部分のセッションなどは別にしてJAZZにも楽譜がありますし 演奏者は楽譜を見て曲のイメージを掴み演奏するわけです。 初心者の段階では楽譜に書かれた音の羅列を追うのに精一杯かもしれないけれど…

ウソのようなホントのはなし

先日レッスンに来た生徒さん 今週の練習は重音の課題だったこともあり音程迷子になってしまったとのことです。 話を聞いてみると「ラ」の音を442Hzに合わせて調弦していたため 響きが解りにくかったのだと判明しました。 本人曰く「なんだかぶら下がってるよ…

速いパッセージで音がモゴモゴする問題

左指が速く動かないというお悩み?というか困りごとを抱える中学生のEちゃん メンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲第一楽章で克服を目指しています。 彼女には1週間の練習スケジュールとして明日明後日では速度を極端に落としてさらい、三日目くらいからは…

String Quartet & Quintet CONCERT

こちらは我らがプロデューサー松山氏が作成した演奏会のフライヤーです。 先日紹介したものと同じ公演ですが、印象が全く違いますね。 クラシック関係者とジャズ関係者とでは感性が違うので それぞれに寄ったデザインを、との考えによるものです。 演奏プロ…

本日のレッスンメモより

クロイツェル教本No.27 29〜64小節(2回目) ・臨時記号多し。注意の事 ・D線のF音、A線のC音(いずれも1stポジションにおける2指を低めに) ・減7和音の響きを注意深く聴く ・引き続きダウンボウの弓先にかけての吸いつきを保持しつつも力みを無くす メ…

演奏会のお知らせ

夏の終わりに弦楽の演奏会を予定しています。 プログラムは昨年より取り組んでいるジャズの弦楽四重奏、コントラバスも加わった弦楽五重奏と タンゴの弦楽四重奏曲を加えてみました。 Neil Stalnaker/Twilight Is Now Johnny Todd/Tokyo Suite Astor Piazz…

ビブラートを味方につけると

こんなイイコトがあります。 歯ブラシを鉛筆の持ち方をして歯に当て、一本ずつ指のビブラートをすると 歯をとてもキレイに磨けるんですよ これは腕からかけるビブラート、手首でかけるビブラートではうまくいきませんので 必ず「指から」のビブラートで行っ…

Neil Stalnakerを偲んで

Neil Stalnakerというジャズ・トランペッターがいました。 2年前までこの世に存在した彼は日本(の女性)を愛し、日本のジャズシーンに足跡を残した人でありました。 優れた作曲、編曲者でもあったNeil氏 晩年には絵画を描き自らの個展を開くなど 広く芸術に…

楽器を持っていないけれど…

下の画像は教室にある楽器たちです。 大きさが違うのが分かるでしょうか。 バイオリンは身長に合わせてサイズが変わり、ピアノのように大きな楽器と格闘しなくても済むようにできているんです。 だいたい145cmの身長になるとフルサイズが使えるようになりま…

旋律楽器としての歌わせかた

ヴァイオリンのレッスンでは、しばしば 「よく歌って」という言葉を使います。 歌って…とはつまり、楽器をよく鳴らしなさいという意味で実際に声を出すわけではありませんが 旋律楽器のヴァイオリンでメロディ表現・抑揚・楽器の鳴らしかたの参考になるのは…

音程は自分で治しにくい

音程は合っていますか? 音程があっていないと弾いていて気持ちよくないし、なんだか落ち着かない 不安でザワザワすると言う人もいます。 なにか違う気がする…という気持ちを逃さず、しっかりと直しましょうね。 音程は気になっていたけれど治し方がわからな…

クァルテットのすべて

昨年から弦楽四重奏に取り組んでいます。 string quartetといえばと言うことでこの書籍を思い出し、改めて読み返しています。 これは1900年代に活躍したスメタナ弦楽四重奏団が著した タイトル通り「クァルテットのすべて」が書いてあります。 弦楽四重奏に…

良い習慣をもちましょう

世の中にはオーディオマニアという人たちがいて、 彼らはCDなどの音源をいかに良い音で聴くかという事を追求しているわけです。 でもよく考えると、CD盤を高速で回転させ続けながら記録されたデジタル信号を正確に しかもデータを最大漏らさず読み取るなどと…

ウクライナ 祈り

八月の演奏会で予定しているプログラムのひとつに ウクライナ人作曲家Vasyl Barvinskyによる「祈り」という曲があります。 この曲を是非取り上げたいという我々の考えに賛同いただいた ウクライナのフェニックス弦楽四重奏団から楽譜を提供していただきまし…

メンデルスゾーン交響曲第4番「イタリア」

ネヴィルマリナー指揮(Sir Neville Marriner) アカデミー室内管弦楽団 (Academy of St. Martin-in-the-Fields) 清廉潔白ともいえるような美しさ、良い意味で統率の取れた音楽感は モーツァルトやハイドンなどの演奏で際立っています。 そんな中、メンデル…

すごいっ

毎日がトレーニング⁉︎ ヴァイオリンをはじめて半年になる大人の生徒さん 左手小指側の付け根の筋肉が盛り上がってきたそうで その発達ぶりに本人も驚いています。 努力の成果がこんな形でも顕れているところを見ると これからの上達が楽しみになってきますね…